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 このHP内の各記事、日本語訳等はJAPAN BORDER COLLIE HEALTH NETWORKのメンバーと
その協力者によって作られたものです。

■ 2016年論文報告

JBCHNでは、NCL・TNSのDNA検査を申し込まれた方々に、提供されたDNAサンプルを他の疾患の研究に使うことの許可を頂いておりますが、2016年8月号の"The Veterinary Journal"に、検査結果を踏まえた論文が発表されましたのでご報告いたします。

研究機関:鹿児島大学
内容: 2006年から2014に集められた500頭のボーダーコリーのDNAサンプルについて下記の7つの遺伝性疾患のDNA検査を行った。
抜粋:純血種のブリーディングでは将来的に犬に害を及ぼす遺伝子障害を防ぐために繁殖管理が必要です。
しかし、今までは単犬種において隠れた複数の遺伝性疾患の予防を目的とした総合的な研究はなされていませんでした。この研究の目的は、代表的な犬種としてとりあげたボーダーコリーの複数の遺伝性疾患と関連する変異型対立遺伝子頻度を調べ、遺伝性疾患の予防を提言することです。
7つの劣性遺伝子に関連する既知の変異遺伝子型の決定はPCR試験を用いてなされました。
半分以上(56%)のボーダーコリーは7つの障害のいずれかと関連する突然変異対立遺伝子を持っていませんでした。これは数世代にわたってこれらの疾患が集団から除去できることを示唆しています。
各変異体対立遺伝子頻度は、障害の中で異なっているので、繁殖管理は、各障害、利用可能な遺伝子検査の種類および特異性、および各繁殖集団における効果的な集団サイズに適した予防計画の確立後に行われなければなりません。(ScienceDirectより)

<それぞれの遺伝性疾患の原因となる変異遺伝子を持つ割合>

疾患名
変異遺伝子を持つ頭数
割合
CEA
コリーアイ異常
123
24.60%
Dgenerative Myelopathy
DM 変性性脊髄症
8
1.60%
MDR1遺伝子変異
IT イベルメクチン中毒
2
0.40%
Deafness associated Merle coat
MER 聴覚消失
16
3.20%
NCL
神経セロイドリポフスチン症
35
7.00%
Selective Cobalamin Mal-absorption
SCM コバラミン吸収不良症
15
3.00%
TNS
捕捉好中球症候群
59
11.80%

※ 500頭中、上記7つの遺伝性疾患の内、3つの疾患の原因となる変異遺伝子を持つのは2頭(0.4%)、2つの疾患の原因となる変異遺伝子を持つのは44頭(8.8%)

疾患名
個体数
NCL+CEA
9
NCL+TNS
4
NCL+IT
2
TNS+CEA+MER
2
TNS+CEA
12
TNS+DM
1
TNS+MER
1
TNS+NCL
4
TNS+SCM
3
CEA+TNS+MER
2
CEA+DM
3
CEA+MER
4
CEA+NCL
9
CEA+SCM
4
CEA+TNS
12
DM+CEA
3
DM+SCM
1
DM+TNS
1
IT+NCL
2
MER+TNS+CEA
2
MER+TNS
1
MER+CEA
4
SCM+TNS
3
SCM+CEA
4
SCM+DM
1

DM: :椎間板が脊髄を圧迫、損傷して起こる椎間板ヘルニアと違い、脊髄自体が変性し中枢神経の機能障害を起こす、進行性により延髄まで病変が進行すると呼吸不全を起こし死に至る場合もある。
IT: イベルメクチン製剤への感受性
SCM: ビタミンB12の欠乏により悪性貧血、神経障害等が起こる。

                                                     監修 大和 修

※論文ではJBCHNがお受けしているDNA検査以外の検査結果も載せられていますが、JBCHNとしては、現在の所、CLおよびTNSのDNA検査のみお受けしております。

■ DNAテストお知らせ

■ TNS(捕捉好中球症候群)のDNA検査についてのお願い

Japan Border Collie Health Network(JBCHN)では 平成23年6月よりTNSのDNAテストの開始いたしましたが、日本国内では、これまでに4例の発症(2003年現在)を確認しています。
1例は若齢(1〜2か月)で発症し早期死亡。1例は2歳少し前に診断されたのち死亡。
残りの2例は2歳を超え生存しています。
これまでの報告例で確認できたことは、TNSの情報が不十分なため、獣医師がTNSに気づかず、正しい診断と治療が行えていないのではないかということです。また、成犬まで生存している犬がいることから、今後の研究によっては、生存期間を伸ばすヒントが見出せるかもしれないと考えられます。そのため、JBCHNがDNA検査を依頼している大学において、TNSがどのような病気なのかを調べる研究が始まろうとしています。JBCHNは、この研究によりTNSという病気を解明をし、情報を獣医師に提供出来ればと考えています。

そこでJBCHNからのお知らせがあります。
大変辛い決断になるとは思いますが、原因が特定されず発熱や下痢といった症状を繰り返している、成長の速度が遅いなど健康上のトラブルを持っている犬はTNSのDNA検査を是非受けていただきたいと思います。
獣医師の診断結果を添えてDNA検査を申し込んでいただいたき、TNSの疑いがあると判断された場合は、無料で検査を行います。

TNSを発症する犬を生み出さない方法は繁殖に使う犬のDNA検査をし、キャリア同士の交配を行わないことです。

JBCHNではCL、TNSと言った致死性の遺伝性疾患の発症の不安をボーダーコリーからなくすために繁殖者にはDNA検査を受けてくれることを期待しています。

JBCHNに納めていただいたDNAの検査料は今後TNSの研究のために使われます。

TNSのDNAテストに関する詳細はこちらから。
                                              JBCHNメンバー一同
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2013.3.2 DNAテストの検査を再開いたします。
注意事項をご確認の上、お申込み下さい。
2013.1 JBCHNの活動をしばらくお休みいたします。ご迷惑をおかけしますが、ご了承ください。
2011.6 TNSのDNAテストの受付を始めました。
詳細は「TNSのテストについて」をご覧下さい。
2010.3 CLのDNAテストを再開いたしました。
以前と検査手順等異なっておりますので、ご注意下さい。
詳細はこちらから。
2009.11 JBCHNより大切なお知らせを載せています。
こちらからご覧下さい。
2009.10 誠に申し訳ありませんが、現在検査機関の都合により、CLのDNAテストを中断しております。
再開が決まりましたら、ホームページ上でご案内申し上げますので、今しばらくお待ち下さい。
2009.4 CLのDNAテストの検査スケジュールは、該当月末日までに届いた採取済みキットを翌月検査・結果報告となります。
2008.12.13

検査費用変更のお知らせ
2009年より検査方法が変りました。
新しい価格は7,000円になります。
ご入金の際は価格を再度ご確認下さい。


■ TOPICS

2011.3.26
サーバーのサービスの終了のため、長期に渡りサイトが公開できない状況にありましたが、このたびサーバーを移転いたしました。
皆様にはご迷惑をおかけいたしましたことをお詫び申し上げます。
尚、お問い合わせメールアドレスも変更になっておりますので、ご注意下さい。
2009.8.24
2009.5.20
2009年5月現在のJBCHNのNCLのDNA検査結果
総検査頭数333頭、キャリア24頭(7.21%)。
JBCHNが確認している国内でのNCL発症犬数 20頭
2009.4.28
2008年後半のCL DNAテストの検査結果(オーナー様ご了解分)更新。
2009.3.30
2009.3.16
2008.10.11
WEBサイトリニューアル
※トップページ以外にリンクをかけていらっしゃる方は、アドレスが変更されていますのでご注意下さい。
(基本的にはトップページでのリンクでお願いします。)
2008.06
2008.04.26
2007.09.02
2007.05.25



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